天井クレーン制御システムの開発

天井クレーンは様々な業界で利用されています。 しかし、一般的に搬送物をロープで吊り下げている構造から荷振れが生じやすく、障害物や作業者へ衝突する恐れがあります。 倉庫や工場内で利用されている天井クレーンは、資材などの多くの障害物が存在する環境で利用されており、これらの障害物を回避しながら目的地へ素早く到達することが要求されます。 そこで、当研究室では障害物を回避し、かつ荷振れを抑制しながら目的地へ素早く到達する天井クレーンの自動走行制御システムの研究開発を行っております。

最新の研究成果では、利用者がタッチパネルで目的地を指示すると、自動で障害物回避と荷振れ抑制が可能な軌道を導出するシステムを開発しました。

クレーンの自動走行制御のみならず、操作者がクレーンを操作する際に荷振れを抑制する振動制御システムの開発も行っています。 振動抑制制御によって、操作者は荷振れを気にせずに操作できます。