傾斜地での荷台水平化を可能とするパワーアシスト運搬ビークルの開発
最大傾斜12degの斜面を最大80kgの荷物を自在に運搬することができます。傾斜地でも荷台を水平化し、操作ハンドルに加えられる操作力に応じて車輪が駆動力を生成するパワーアシスト機能を有する運搬ビークルを開発しています。 前輪に大径車輪を採用し、後輪をキャスター輪にすることで不整地での走行性能と操作性を高めています。これまで当研究室で開発してきた低重心型平行二輪ビークルよりも積載重量や対応傾斜角が増大しており、傾斜地の多い果樹園での利用など様々な場面での利用が考えられます。 また、荷台搭載ユニットを取り付けることで、用途に応じた運搬作業を実現できます。下の写真では収穫かごハンガーユニットを荷台に搭載することで、荷台の水平化を保ちつつ、ビークルの急な加減速を緩和し、桃などの傷つきやすい収穫物を優しく運搬することができます。
本研究開発は、公益財団法人JKA競輪&オートレース補助事業より2021年度~2022年度研究助成を受けています。